金融機関では、企業の数字を百万円単位で考えます。“木を見て森を見ず”という諺がありますが、まさにそのような状態にあることが多いでしょう。反対に、企業の経理や税理士は一円単位で企業を見ます。金融機関も一円単位で企業を見ることができれば、経費や仕入などを細かく分析でき、その積み重ねによって“森”が見えてくるはずです。資金繰り診断士も、そういった視点を持つことが大切です。