運送業は、常に車両を入れ替えていかねばなりません。これを「企業維持費」と言い、多くの運送業ではこの投資の負担が重く、いつまでたっても借入金が減らず、資金繰りに余裕が出ないのです。

こういった状況が長く続いている場合、根本的にどんな取り組みが必要なのか考える必要があります。その際、他社と比べてどういった優位性があるのかしっかりと認識することが大切です。

運賃単価のアップが難しい場合、現在の車両台数で最大の売上を取らなければなりません。そのためには、収益性の高い荷主をどれだけ開拓できるかがポイントになります。また、帰り荷の確保やドライバーの教育なども必要となります。こういったことに社長が気づければ、本気になって取り組むことができるはずです。