企業が赤字になるのは当たり前です。

なぜなら固定支出は常に上がり続けるものであり、毎年2%前後は上がります。人件費や社会保障などがその最たるものと言えるでしょう。また変動費も自然に上がってしまうため、常に仕入先や外注先を見直し、価格と仕事の質に緊張感を持たせる必要があります。原料についても、値上がりしても価格へ転嫁できないのが中小企業の宿命です。企業は、それらを前提に事業モデルを検討し、変えていくことが求められます。

以上のことをしっかりと検討するためには、資金分岐点分析が必要となります。昨年の延長では企業は生き残れません。分岐点を引き下げる策を講じつつ、次の主力製品をいかに立ち上げるか、また社員一人ひとりが生産性を上げ仕事をどう工夫していくかが重要となるのです。