業績を問わず多くの企業においては、得意先の開拓や新商品の開発、新規周辺事業への進出など、常に新たな取り組みを行っていると思います。しかしその取り組みのタイミングが重要となります。

企業を住宅に例えると、基礎がしっかりとできた上で柱を立てれば頑丈な造りになります。ところが、新しいことへの取り組みを急ぐあまり、我慢して基礎固をせずグラグラの柱を立てていることが多いのです。私の知る業歴55年の企業でも、足場固めに3年を費やしました。それくらい、組織固めと商品固めには終わりがないのです。