企業の体質が最もよく表れ、資金繰りにも大きく影響してくるのが与信管理です。企業活動は、取引先を開拓し商品を販売して終わりでは無く、資金を回収してはじめて完結します。しかし多くの中小企業では、その“回収”が弱いのが実態です。

与信管理において重要となるのが、以下の3点です。これらの責任者はもちろん社長であるため、与信管理はトップの最重要業務とも言えます。

①貸倒を絶対に許さない企業文化
社長の考え方が大きく影響するため、何としても回収するという厳しい姿勢を示すことが大切です。

②取引先毎の与信限度額の設定
信用情報や同業者からの最新情報などをもとにして、取引先ごとに販売限度額を設定します。

③回収に対する社員の意識付け
回収に対する社員一人ひとりの意識を変え、売掛金の日数管理と迅速に行動できる体制を構築します。