意外かもしれませんが、経営者の中には意思決定がなかなか出来ない人がいます。例えば、工場や店舗の閉鎖などを計画したにも関わらず、一向に進められないのです。

これの大きな原因は、社長自ら数字を徹底的に洗い直し、確信に至るまで掘り下げていないからだと言えます。確信が持てないから、ひょっとして上手くいくのではないかと、変な期待を持ってしまうのです。

社長は、社員一人ひとりの工程を見直し、本当に利益が出ているのかを数字に落とし、確認する必要があります。作業一つ一つをコストに換算していくのです。決断できる数字を自ら揃えたり、または経理からの拾い上げを面倒がらずにやることで、時間が掛かっても必ず良い結果がもたらされます。

これをやれる経営者は、決断も早く、ロスは最小限に留めることができます。失敗したと判断したら、すぐに次の手を打つこと、これが経営者の仕事なのだと言えます。