よく“経営はバランス”と言われますが、放っておくと、組織も人も必ずアンバランスになります。

例えば企業が成長する際には、組織がアンバランスになり易くなります。売上は伸びているものの、売掛金が溜まる、在庫が過大になる、人件費が過大になる、仕入が管理できず多くの無駄が発生するなどの問題が発生してしまうのです。そして、最後にはこれらが決算書等の数字になって現れます。

こういった傾向は毎月少しづつ出てきますので、そこを引き締めるのが、「資金繰り管理」となります。このままいくと資金が3ヶ月後にどうなるかを考え、仕入増加の傾向、固定費と粗利のバランスがどうか等を見極めていきます。ここをバランスさせるのが「経営者の力」であり、経営者が常に危機意識を持って本気で取り組むことが重要となります。