再生中の企業においては、資金の残る体質になっていない中で売上を伸ばしても、改善は難しいといえます。“資金が残る体質”かどうか、ここが重要になります。

まずは、見えないコストが多く掛かっている仕事や、人手を食う仕事をやめ、本当に儲かっている仕事は何なのかをしっかり洗いだす必要があります。資金が残る売上の均衡点を見つけることが課題となるのです。

また、経営者の管理スパンを超えてしまうと、赤字はもっと拡大してしまいます。そういった状況であれば、逆に、受注を減らすことでの縮小均衡を図ることも有効となります。経営者がコスト構造を見えるまで受注を減らす、これが黒字化には重要となるのです。